チャンピックスの副作用や注意点をまとめました。主な症状は頭痛や吐き気ですが、ある方法でそれらの副作用を抑えられます。

禁煙成功率85%以上を誇る治療薬ですが、チャンピックスを服用した1割程度の人に軽度の副作用が出るという報告があります。
以下が主な副作用です。

• 軽い頭痛
• 吐き気
• 便秘
• お腹の張り
• 胃腸障害

主な症状は頭痛や吐き気、便秘、お腹が張ってくるなどの胃腸障害となっています。頭痛と吐き気は、チャンピックスを服用してからある程度の時間が過ぎると起こる確率が高くなりますが、耐え難いほど酷い状態でなければ時間と共に収まってくるでしょう。
もし時間が経っても良くならず、これらの症状が酷くなってきた時は、ただちに病院へ行き医師や専門家の判断を仰いでください。
なお吐き気を出てしまった場合は、医師から薬を処方してもらい併用することで抑えることもできます。薬の飲み合わせや併用禁忌薬の問題がありますので、チャンピックスと別の薬を一緒に飲む時は自己判断ではなくお医者さんに処方してもらってくださいね。

また不眠や異常な夢を見る、不安感、イライラ、怒りっぽくなる、気分が落ち込む、などの精神的な変調が起こることもありますが、これらは薬の副作用というよりタバコの禁断症状により起こるものです。
もともと精神的に不安定な人は、これらの症状が出やすい傾向にあるようです。
このように、チャンピックスによってある程度抑えられていても禁断症状が出ることはありますが、禁煙できているからこそ出る症状と言えるでしょう。
こちらも日常生活に支障が出るほどひどい状態にならなければ、そのまま服用を続けても問題ありません。

滅多にないことですが、重篤な副作用が表れることもあります。
目眩や立ちくらみ、強烈な眠気（傾眠）、発疹や水ぶくれ、かゆみなどの重い皮膚・粘膜障害、顔や手足が腫れたり呼吸が苦しくなる血管浮腫、尿が茶褐色になったり皮膚や白目が黄色くなる肝臓の異常などの症状が出たときは、薬の服用を止めてすぐに病院に行ってください。

チャンピックスは、ニコチンの悪影響である依存性を弱めてタバコの味や煙を不味く感じさせてくれる効果があります。
そのため、何にも頼らず禁煙する時に起こる禁断症状を弱め自然に吸いたいと思わなくなり、精神的にも身体的にも楽に禁煙しやすくなります。
ただ強い効き目があるほど、副作用も強くなるものです。

副作用は人によって出なかったり出たりと個人差がありますが、どうせなら抑えたいですよね。

吐き気を抑える薬を飲む

チャンピックスの副作用で一番多くの人に表れるのは吐き気です。これは何故でしょうか？
主成分のバレニクリンは、体内に吸収されると脳に届きドーパミンを激しく分泌させます。このドーパミンがタバコの満足感やニコチンの依存性を弱めてくれるため禁煙できます。
ところが神経伝達物質のドーパミンは嘔吐中枢も刺激してしまうため、吐き気や目眩などの副作用を引き起こすこともあるのです。

吐き気や他の副作用がまったく出ない人もいますが、嘔吐してしまうほどの吐き気を覚えてしまう人もいます。

そんな場合、プリンペランやナウゼリンなどの吐き気止めを処方してもらうことで吐き気を抑えることができます。
プリンペランは嘔吐中枢の働きを抑える作用がありますので、チャンピックスによってドーパミンが大量に分泌されても吐き気が起きにくくなります。

飲み始めた時は激しい吐き気が出ても次第に治まっていくことも多いので、医師に相談したり自分の体の調子を確認しながら試してみるのが一番です。

空腹時に飲まない

薬によっては胃袋をからっぽにして飲まないといけないものもありますが、チャンピックスを食後に飲むのは副作用を出さない、もしくは弱くするためです。

実は薬効に関しては、空腹時でも食後でも変わりません。
ですがチャンピックスは強い薬なので、胃腸から吸収される際に強く効きすぎてしまうと副作用が出てしまいます。
しっかりとした食事でなくても、パン1個やバナナ1本食べるだけでかなり違いますので、必ずなにか食べてから服用するようにしましょう。

また、胃に負担がかからないように水や白湯を多く飲むのもオススメです。

食生活を改善する

まずは食物繊維を多く含むものを食べるようにしましょう。
食物繊維の多い食品は、玄米、ライ麦、大麦などの穀類、大豆やあずき、枝豆などの豆類、ゴボウやニンジン、ゴマ、干しシイタケ、キクラゲ、イモ類、海草などが上げられます。

また、ヨーグルトやチーズ、ナッツ類、納豆、味噌、しょうゆ、ぬか漬け、キムチ、イカの塩辛、ピクルスなどの発酵食品も、腸内環境を整えてくれます。

食べる時はなるべく多く噛むようにすると、消化に負担がかからず体に良いだけでなく、頭が冴えてくるという効果もあります。
それと食べる量は腹八分目にしましょう。毎食ごとにお腹いっぱいになるまで食べていると、消化にばかりエネルギーを使ってしまい胃腸に負担がかかりますので、体全体が疲弊していきます。
コンビニでもナッツ類やヨーグルト、納豆、豆腐など買えますから、忙しくて自分で作る時間のない人も試してみてくださいね。

外出する時間がない人でも今はネット通販で野菜や加工食品をまとめ買いできますし、チャンピックスも通販で購入することができますので、一緒のタイミングで買えば禁煙の道も近づくこと間違いなしです。

睡眠をしっかり取る

睡眠不足もまた、副作用が出やすくなる大きな要因です。
それどころか、免疫力の低下を引き起こし無気力感、ストレスが溜まりやすくなる、太りやすい体になるなど、食生活の乱れと同じように悪い影響しかありません。
注意力や集中力の低下も引き起こしますので、仕事の能率ダウンや思わぬ事故を招きかねません。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病、さらに脳梗塞や心筋梗塞、心不全など、命に関わる病気のリスクも高くなります。

そうは言っても、忙しい中で睡眠時間を十分にとるのは難しいかもしれません。

そんな場合は枕やマットなど寝具を自分に合ったものに変えて睡眠の質を上げたり、寝る前に軽くストレッチして深く眠れるようにするだけで、かなり違います。
他にはリラックスできる音楽を流したり、眠る直前に食事や読書、ゲームをしないなども有効です。

免疫力が上がれば薬自体の副作用が出にくくなりますし、睡眠を取ることでストレスに強くなればタバコの禁断症状も軽くなって禁煙を成功させやすくなります。

チャンピックスを飲む時、他の禁煙治療薬や禁煙グッズとの併用はしないでください。
特に、ニコチンを含んだ禁煙補助薬との併用はいけません。ニコチン依存を治療するチャンピックスの効果が台無しになってしまいます。

非常に珍しいケースですが、チャンピックスを服用すると目眩や立ちくらみ、強烈な眠気（傾眠）、酷い時には意識障害が起こることもあります。
必ず起こるわけではないものの、薬効や副作用は体調や体質に左右されます。1週間前は平気だったのにその日は今までに出たことがない副作用が出た、ということもあり得ます。
ですので、チャンピックスを飲んでいる間は、自動車やバイク、重機などの運転や、取り扱い注意の道具や材料を使った作業、高所での危険な作業などは絶対にしないようにしてください。

腎臓の機能が著しく低下している人や持病をお持ちの方は、服用する前にかかりつけの医師に相談してください。
チャンピックスに限らないことですが、服用することで薬の血中濃度が高くなる恐れがあります。

他にもチャンピックス服用上の注意として重要なのが、アレルギー反応がでたり妊娠中、授乳中の人や未成年、高齢者、なんらかの精神疾患や脳神経系の疾患にかかっている人には悪い作用を及ぼす可能性があることです。
それらに該当する人や心当たりのある人は、服用する前に医師の判断に従ってください。

病院で相談した結果チャンピックスが使えなくなってしまった人は、他の禁煙補助薬や禁煙グッズをおすすめします。

副作用は体調や体質によって出たり出なかったりと個人差がありますが、もし出たとしても適切な対処をすれば軽くすることができます。

• ▼プリンペランやナウゼリンなどの吐き気止めを飲む
• ▼空腹時に飲まず、軽くなにか食べてから服用する
• ▼食生活を改善して、胃腸を丈夫にする
• ▼睡眠をしっかり取って、免疫力を上げる

食生活や睡眠は一朝一夕では変えられませんが、禁煙活動に限らず、少しずつでも行っていけば体も精神も必ず健康になっていきます。
実際に生活習慣を改善して禁煙できたという人も沢山いますので、自分にできることから1つ1つ変えていけば、いつの間にか禁煙できているというのも有り得ることです。

チャンピックスを通販で購入>>>