IQOS(アイコス)とタバコの違い、その特徴、禁煙補助薬との違いをまとめました。

IQOS(アイコス)の特徴

IQOS(アイコス) IQOS(アイコス)はマルボロなどでお馴染み、アメリカのフィリップモリス社が長い期間に渡る研究の末に開発に成功した加熱式タバコです。
開発費用はなんと、2500億円と言われています。2500億円なんて普通の生活をしている人からすると全く想像がつきませんよね。
これは2015年8月に満を持して登場し、市場に出回り始めました。

それから少しずつ販売数を伸ばしていきましたが、日本国内では2016年の4月に某テレビ番組で紹介されたことがきっかけで爆発的な人気となりました。
今現在では白色と紺色が通常販売されていますが、2016年11月現在、生産が追い付かなくなっており入手困難な状態になっています。
時折、季節などで限定カラーが登場したりしますが、限定カラーもまたすぐに売り切れてしまいオークションなどで高額で取引されています。
そんな人気のIQOSですが実際にどのような特徴があるのか紹介していきたいと思います。

@火を使わない
通常のタバコの場合だとタバコに火をつけ、燃えた煙をフィルターを通して吸うことで成立しています。
IQOSの場合は実際に火を付けるわけではありません。
ヒートスティックと呼ばれるタバコのフィルターだけの部分に似ているところを、ブレードというセラミックでできた加熱ブレードに挿入し、発生する水蒸気を吸います。
つまり、火を使わないので不始末で火事になってしまったりという事故が起きません。

A体に害が少ない
通常のタバコのタールには4000種類の化合物が含まれていて、その中の200種類は体に対して有害とされています。
中には発がん性物質だったり、発がん促進物質なんていうものも含まれていて大変危険です。
IQOSではその90%がカットされています。

B臭いが少ない
非喫煙者の人からしたらタバコの臭いは本当に迷惑以外の何者でもないかと思います。
IQOSは独特の臭いはしますが、タバコの臭いに比べると少し香ばしい食べ物のような臭いにも感じます。
初めて嗅ぐとタバコとは思わない臭いです。

C灰がでない
火を使わないので当然の話ですが灰も出ません。
喫煙する人は分かると思いますが、タバコを吸う上で灰は少しの風でも舞いますし、部屋が汚れる原因になりますよね。
IQOSの場合はそんな心配がありません。

D黄ばみの減少
タバコの場合だとタールが歯や部屋のあちこちに付着してしまって黄ばんでしまいます。そしてこの黄ばみが厄介でなかなかキレイになりません。
IQOSの場合はタールが90%もカットされているため、ほぼ黄ばむこともありません。
芸能人やタレント、モデル、俳優、女優といった人たちがこぞってIQOSを愛用するのも納得ですね。

E人への迷惑
タバコは「臭い」「副流煙」「受動喫煙」と世間では問題視され、どんどん風当りが強くなっています。
そんな中、東京都内の一部の飲食店では「IQOSであれば喫煙可」という飲食店が少しずつ増えています。
喫煙する事に変わりはありませんが、人への迷惑が少なく済むのであればそれに越したことはありません。

簡単にではありますが、特徴を紹介しました。
自分にも他人にも優しいタバコであれば、現代の喫煙の問題というのも少しは解決しそうな気はしますが、そのためにはもっと多くの人に浸透していく事がとても大切です。

ご存じの方も多いかと思いますが、電子タバコ自体は何年も前から登場しています。
しかしそれらは浸透する事なく、一時の話題性のみでいつの間にか忘れ去られる結果となってしまっています。
従来のものはタバコの禁煙を補助するための製品だったこともありニコチンが入っておらず、人気製品にはなりませんでした。IQOSの場合はしっかりニコチンは入っていて、しかも通常のタバコのように吸うことができるので爆発的な人気製品となったのです。

ただ、IQOSはあくまで「タバコ」なので、もし禁煙を考えている人であれば良い選択とは言えません。
上記のとおり、禁煙を補助する効果は一切ないのです。
IQOSと禁煙と関係については下記で詳しく説明していきます。

禁煙するならIQOS(アイコス)よりチャンピックス

IQOS 何かと、ここ十数年にわたり話題となる禁煙ブーム。一時は、喫煙者が約50%を占めるくらいの割合でしたが、減少の一途を辿っています。その原動力になった、2015年に発売された海外製の加熱式タバコ「IQOS(アイコス)」。禁煙を意識したことがあれば、どちらか手を出そうかどうか悩んだはずです。

実際に、電子タバコの人気だけでメリットやデメリットなど、身体への害は本当に大丈夫でしょうか。そんな疑問などを一挙に大公開します。

「IQOS」の謳い文句は、従来のタバコより90%有害物質をカットということですが、今まで喫煙を続けてきた方なら大変喜ばしいことです。 従来のタバコの燃焼するときの温度は800〜900度といわれており、IQOSの場合は300度前後で燃焼させることで有害物質を90%カットしています。

燃焼の温度を下げることで、発がん性物質のホルムアルデヒドを約10%カット・アンモニア約50%カット・一酸化炭素5%カットなど、身体への影響を抑えているそうですが、肝心な成分のニコチンやタールはどうなのでしょうか。

ニコチンやタールの表示は残念ながらされておりません。理由も明らかになっています。電子タバコですので、火を使わないため煙火規制から外れ表示する必要がない、細かい水蒸気ではその程度人体に影響するか測定できないといわれています。

そう考えると、身体に対して軽減されるだけで害はあることになります。

他にも、「吸い始めのひと口目が不味い」「ホルダーやブレードなどの故障も多い」
「まだ自動販売機などで買えない」「充電するのが面倒くさい」
「何よりくわえタバコができない」と言った口コミも数多くあります。

IQOS(アイコス)は禁煙するためのグッズではないのです。

単に燃焼の温度が低いことから有害物質を大きくカットできたに過ぎず、ニコチンも含まれているので依存から断つことはなかなか難しいという結論に至ります。

チャンピックス 禁煙をするためには、成功率86%以上のチャンピックスという禁煙治療薬が有効です。
チャンピックスは、タバコに含まれるニコチンが脳からドーパミンを放出させます。
このドーパミンは、快楽やリラックスを感じる物質ですので、タバコが止められなくなります。
ドーパミンをタバコのニコチン以外で補うようにする働きを持つ治療薬がチャンピックスです。

通販サイトから安く購入することができて、禁煙外来に通院する必要もなく大変お得ですのでオススメです。

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IQOS(アイコス)で禁煙はできない

タバコの煙 IQOS(アイコス)は、普通のタバコと同じようにニコチンが含まれているため禁煙するために使うことはできません。
また有毒物質が減らされ副流煙が少なくなっていても、長期的に吸えば自分にも周りにも健康被害を出す危険がある事は普通のタバコと変わりません。

禁煙は完全にニコチンを断たなければ成功しませんが、IQOS(アイコス)にもニコチンがしっかり含まれていますので、結局ニコチン依存を解消することはできないのです。

見た目もスタイリッシュで有毒物質が大幅にカットされている、というコピーからIQOS(アイコス)なら安全、といった勘違いをする人も少なくありませんが、IQOS(アイコス)もタバコの一種です。
上記のIQOS(アイコス)なら安全、という意識が、喫煙者を禁煙する意志から遠ざけてしまいニコチン依存をより強めてしまう、といったこともあります。
中には加熱式タバコであるIQOS(アイコス)への依存が見られるケースもありタバコ同様にニコチン依存がある、というデータも出ているのです。

成分量は減ってもIQOS(アイコス)に発がん性物質は含まれる

通常の紙巻タバコと同じようにIQOS(アイコス)にも依存性の非常に強い成分であるニコチンが含まれています。
同時に減量されていてもタバコと同じ発がん性物質は含まれていて、中には通常のタバコよりずっと高濃度の有害化学物質も含まれているのです。

発がん性物質は少量でも健康被害をもたらし癌発症のリスクを高める危険物質です。
そもそもIQOS(アイコス)の健康への影響を調べるためには長期的な研究が必要になりますので、IQOS(アイコス)で健康リスクが減少するという医学的根拠はまだ全く証明されていません。

IQOS(アイコス)は妊婦が吸ってもリスクが高い

女性の喫煙 喫煙者の女性の中には、妊娠中の禁煙がつらいという人もいるかもしれません。そんな人は、通常のタバコはIQOS(アイコス)ならお腹の赤ちゃんに影響が出ず安全なのではないかと思うかもしれませんが、それも大きな間違いです。

喫煙したり副流煙を吸い続けることは、流産や子宮外妊娠などのリスクが高まったり赤ちゃんの先天異常や出生体重などの増加や、胎内にいる赤ちゃんに早いうちに異常が出る危険性が高くなると分かっています。
IQOS(アイコス)にもニコチンや有害な化学物質が含まれていますので、通常のタバコと同様にお腹の赤ちゃんや妊婦に悪影響を及ぼすリスクも十分高くなるのです。

特にニコチンの中毒性受動喫煙の悪影響は、普通の健康的な人でさえ危険ですが、妊娠中の女性やお腹の中の赤ちゃんにとっては致命的となる可能性があります。
IQOS(アイコス)にも微弱ながら副流煙による受動喫煙は存在しますので、タバコと同じように危険であることを知ることが大切です。

IQOS(アイコス)には揮発性有機化合物も含まれる

お金 揮発性有機化合物とは常温、錠圧で空気中に蒸発(揮発)しやすい有機化合物全般を指します。
石油由来のベンゼン、トルエン、キシレンなど炭化水素類や、トリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、ジクロロエタンなどの有機塩素系化合物が上げられます。
蒸発すると大気汚染物質になり、水に溶けることで土壌、地下水汚染の原因にもなる恐ろしい物質です。

発がん性が確認されている有害物質も含まれていますが、IQOS(アイコス)は癌以外の重篤な病気を引き起こすリスクも高いのです。

IQOS(アイコス)の値段が経済的な負担になる

大気汚染 IQOS(アイコス)スターターキットの値段は現在、10,980円です。
ヒートスティックは1箱460円ですので、現在のタバコの値段とあまり変わりません。

IQOSの利点の一つは従来の紙タバコと煙による壁や家具の黄ばみや臭いがつかない、ということですが、このことから逆に吸う本数や回数、時間が増えてしまう人も少なくないそうです。
また普通のタバコより有害物質が少ないというキャッチコピーによる安心感から、それまでの倍近く吸う本数が増える人もいるようです。

元々タバコは消耗品でほとんどの人が繰り返して買うものですので、積もり積もってかなりの散財になる可能性が高い嗜好品です。
さらにここ数年では、タバコ税の引き上げによるタバコ代の値上がりもみられます。しかもここで打ち止めになるわけではなく、さらなる増税が予定されているのです。
節約のために禁煙する人もいるくらいで、そのくらいタバコはじわじわとお財布を軽くしていきます。

IQOSも基本的にタバコと変わりありませんし、ヒートスティックや使うたびにかかる充電代を合わせるとタバコよりも費用がかかります。

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